サラゾスルファピリジン SASP/SSZ
特徴
- 効果発現が1~2ヶ月で比較的早い
- 特に早期RAでは効果発現が早い
- SASP効果不十分の場合, MTX単独よりも追加にした方がよい
- エスケープ現象が見られる, この場合もDMARDs追加する
- PJP予防になる可能性があるので副作用なければ続けてもよい
副作用
- 皮疹・発熱・肝障害が数日~数週間の間に出現する
- 開始後2週目・4週目に血液検査・診察を行うことが大事
→「皮疹, 倦怠感あれば中止して受診する」ように指示
- 容量非依存性:皮疹, 無顆粒球症, 肝障害
- 容量依存性:胃粘膜障害, 骨髄抑制, 精子数減少(可逆的)
- 使いやすい患者:挙児希望, 肺障害がある
- 使いにくい患者:日光過敏症がある, 家族計画がある男性患者
- 腎障害がある場合:低用量で処方し慎重に投与する
- 肝障害がある場合:肝硬変でなければ慎重に投与
処方例
腎機能障害の場合
Rp. サラゾスルファピリジン 250mg 1~2錠分1
腎機能正常の場合
Rp. サラゾスルファピリジン 500mg 2錠分1, 最大2錠分2まで
- 初回投与から3ヶ月は2~4週毎に採血フォロー,
- 容量固定すれば6ヶ月までは8~12週毎に採血フォロー
- その後は12週毎の採血フォロー
- 錠剤大きいので高齢者では250mg錠を使う