関節リウマチの関節外症状

関節炎が重度な場合やRF高値の場合に臓器障害を起こしやすい
ステロイドを使用しない場合でも炎症によるプロスタグランジンやサイトカインでRA自体が骨粗鬆症のリスクになる
治療開始前と1年に1回程度は骨密度を測定する
筋力低下
  1. 原因として次のものがある
  2. 痛みによる廃用性筋力低下
  3. 多発単神経炎による末梢神経障害
  4. Nodular myositis リンパ球と形質細胞浸潤による活動性筋炎
  5. 血管炎 筋力低下と筋痛を生じる
  6. 薬剤性 ステロイドやスタチン
実際には①が最多
皮膚
リウマトイド結節が多い(20~30%)
肘の伸側など圧力のかかる部分にできやすい、他に指や耳
治療は必要ないが疼痛やROM制限あればステロイドの局注
手掌紅斑は多いがレイノー症状はほとんどない
レイノー症状があれば他の病態の合併や診断の再考が必要
血管炎を合併した場合、皮膚症状は多彩
RF陽性の長期罹患患者では関節周囲に非感染性瘻孔を認めることがある