生物学的製剤投与時の注意 日本リウマチ学会ガイドラインなど
日本リウマチ学会ガイドラインなど参考にしました
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感染症予防と早期治療に備える
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TNF阻害薬は抗炎症作用と炎症が持続しても骨びらんを抑える作用がある
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RAの場合インフリキシマブはMTXと併用が必須
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エタネルセプトやアダリムマブはMTXと併用の必要がない
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TNF阻害薬は疾患活動性のコントロールが十分につかない場合でも骨びらん抑制作用がある
導入する場合、下記3項目を満たすことが望ましい
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末梢血白血球数 4000/mm2以上
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末梢血リンパ球数 1000/mm2以上
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βDグルカン陰性
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TNF阻害薬
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IL-6阻害薬
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アバタセプト
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投与禁忌
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活動性結核
NYHAⅢ度以上のうっ血性心不全
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活動性結核
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活動性結核
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慎重投与
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レントゲンで陳旧性肺結核疑い
QFT/T-SPOT陽性
結核の既往
NYHAⅡ度以下のうっ血性心不全
悪性腫瘍の既往、前癌病変
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レントゲンで陳旧性肺結核疑い
QFT/T-SPOT陽性
結核の既往
悪性腫瘍の既往、前癌病変
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レントゲンで陳旧性肺結核疑い
QFT/T-SPOT陽性
結核の既往
悪性腫瘍の既往、前癌病変
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投与前検査
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一般採血, IgG, KL-6, βDグルカン
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結核スクリーニング:胸部レントゲン, QFT/T-SPOT/ツ反,
生ワクチン
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投与中は禁忌
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投与は中止後3~6ヶ月間隔をあける